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般教再現

第1 設問1

 「再配分」とは、資源と富のより公正な配分を意味する。「再配分」の要求を強めたのが社会主義である。そこでは、国民全員の生産した資源と富は国に回収され、平等に配分し直された。他方、「承認」とは、差異を肯定的に扱うこと、すなわち、対等な敬意を受ける代償としてマイノリティがマジョリティへの同化を求められないことをいう。「承認」の具体例としては、LGBTの尊重があげられる。LGBTは、歴史的に差別されていたが、近年LGBTが社会的に認められ容認されている。

 社会正義の要求は上記2種類あるが、今日では、共産主義の退場・自由市場イデオロギーの高まり等を受けて、「承認」の要求が優勢となっており、「再配分」の要求は根絶するまでには至っていないものの、それを脱中心化してきた。また、このような状況の下において、2種類の正義の要求は実践的にも知的観点でも相互に無関係なものとして掲げられることがある。

第2 設問2

 私は、社会正義実現のために「再配分」と「承認」の両方が必要であるという筆者の主張に反対である。なぜなら、私は「承認」だけで社会正義の実現で足りると考えているからである。

 「再配分」と「承認」の両方が表れる具体的な例としては、黒人の入学試験での優遇が挙げられる。かつて、黒人は歴史的に白人に迫害され、白人が黒人を支配しており、黒人であるが故に学校に入学できないこともあった。しかし、今日では、黒人の人種差別が問題となり、黒人は社会的に容認されている。これが「承認」にあたる。さらに、今日では、これにとどまらず、黒人が未だ学校に少ないことをかんがみ、黒人が入学試験で点数が加算される等の積極的是正措置が採られている。これは、被支配者であった黒人が支配者であった白人と同等になるようにするために行われているものであり、「再配分」にあたる。

 しかしながら、このような積極的是正措置は、支配者であった白人が不利に扱われ、白人は逆差別を受けることになる。このような逆差別を受けた白人は黒人を憎み、再び黒人を差別するきっかけとなりかねない。被支配者であった黒人については、社会的に容認し、差別を行わないことで必要十分であり、積極的是正措置までは行き過ぎである。

 以上のことから、私は「承認」だけで社会正義の実現で足りると考えるため、筆者の主張に反対である。 以上

                                       

雑感

再現率90%

社会正義の問題でした。設問2が難しかった。

設問1

「再配分」について社会主義国家、「承認」についてLGBTの承認を具体例としてあげている。本文に従い、「再配分」の特徴→「承認」の特徴→比較(「承認」の優勢→両者の関係)を書いていった。最後の1文はいらないと思う。

設問2

「この見解の論拠について考察した上で」と書いてある。自分は、それを書いてないのでそこが痛いと思う。しかし、筆者の論拠は問題文からつかみにくいですね…

例としては、積極的是正措置をあげた。

http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db1990/9804yt.htm

これを見る感じ、悪くない筋だと思う。逆差別を悪と考えることを重視した答案になっている。

 

一般教養はE・F回避したいです…